ゴルトラ登山隊

山に登る度に景色、人、花、動物、風…素晴らしいものに出会うことができます。そんな奇跡のような毎日を記録するために始めました。『ゴルトラ登山隊』としてグループ登山をメインに活動中。登山歴6年目(2021年時点)

【過去登山】2018.07.20 目指せ!ホイットニー山!(アメリカ)vol.3~アメリカ上陸part2~

過去の登山を振り返る企画。
カメラマンりょうへいがソロで旅した記録「目指せ!ホイットニー山!(アメリカ)」を何回かに分けてお送りします。

※このブログでは、旅の途中で書いた日記を随時取り上げています。文章がめちゃくちゃなところや、誤っているところがあるかもしれませんが、そこはご愛嬌で♪(笑)

 
 

↓前回の記事↓

golden-trace.hatenadiary.jp

 

 
 
 
 
2018年7月20日 アメリカ上陸part2
 
 
 
【旅の日記】
 
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7月20日 米国時間 17:30
なんとバスを逃してLAで難民になってしまった。非常に困ったがなんとかGReyhoundの夜行バスをとれたものの、宿の振り替えができたかどうか・・・。あとは現金がない。どうやらここから徒歩20分くらいのところにカレンシーはあるみたい。おなかすいた。今日はグレイハウンドの近くのマックで食べよう。物資を調達せねばだけど近くにはない。ここはリトルトーキョー。日本語にあふれている。まずはお金増やしてアウトドアショップに行こう。
 
 
 
 
 
予定のアムトラックバスを逃してしまった僕でしたが、なんとしてもVisalia(バイサイリア)という都市まで行きたかった。
 
 
なぜなら、ヨセミテ国立公園が山火事になってしまった今、次なる目的地として隣のセコイヤ国立公園に行く事を決めたから。
 
 
セコイヤ国立公園はバイサイリアからアクセスが可能。
 
 
 
アムトラックは1日1本くらいしか出ていないので、逃してしまった今、次なる手段はgreyhound(グレイハウンド)というバス会社を使うこと。
 
 
それなら、18:00発、23:50バイサイリア着のバスがある。バイサイリアのホテルも予約済みなのでそこまで行ければひとまず安心だった。
 
 
急いでバス会社に向かい、カウンターでチケットの手配をしてもらう。
が、なんとバスが予約でいっぱいとのこと!!
 
 
こんな地方都市っぽいところへのバスが予約で一杯なんて信じられなかった。
仕方なく深夜24:35発のバスを手配してもらった。ホテル代は無駄になり、車中泊。つらい。
 
 
出発まで大分時間があったので、リトルトーキョーに行ったり(アメリカきて日本堪能してどうするんだって気持ちになった)、電車で1時間ほど行ったところにあるアウトドアショップに行ったりして時間を潰した。
 
 
 
 
【旅の日記】
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7月20日 18:35(米国)
今、メトロにのってspuluaというところに向かっている。なぜなら、ここで登山グッズが買えそうだからだ。今日はとても時間ができてしまったので、せめて食料品やガスを調達してきたい。メトロは一回1.75$で、タップというものが2$で売っている。初回はこの値段で買うが、あとは1.75$だ。それにしても眠い。そして疲れた。今回の目的はセコイヤに行く。ホイットニーに登る。REIに行く。だ。今タクシーで70$、アムトラックキャンセル20$、GREYHOUND30$、モデルネホテル約80$を、つまり100$くらいをムダにしている。
 
 
 
 
 
 

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アメリカのアウトドアショップには珍しいドライフードがいっぱい売っていておもしろかった。
 
 
 
 
 

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それでもまだ時間はあったので、韓国式サウナ、チムジルバンに行って汗を流してスッキリした。
 

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22:30頃にサウナを出る。
 
サウナからグレイハウンドのバスポイントまでは、バスで20分ほど。
既にアムトラックバスを逃している僕は、かなり余裕を持ってチムジルバンを後にした。
 
 
はずだった。
 
 
バスは乗換が必要だったけど、アメリカのバスは一体全体今どこのバス停に留まっているのか訳がわからない。
 
 

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これで乗り過ごしたりしたら最悪だと思って、近くに座っていたおじいさんに、
 
 
このバス停になったら教えてほしい
と伝えた。
 
 
そしたら
 
『ふぇ?わからんなあ。ああ!ココじゃよ!!』
 
みたいな事を言われたので、
 
 
『サンキュー!サンキュー!』
と言って急いで降りた。
 
 
 
アメリカも捨てたもんじゃないぜぇ!
 
・・・だがしかし!
 
 
グーグルマップで見ると全然違う場所じゃあないか!!
 
 
たしかにまだ乗ってから5分くらいしか経ってないし、こんな近いわけなかった。
しかもおっさん、自分で最初に知らないって言ったくせに。
 
騙された!
 
 
なんてこった、夢見たUSAでこんな仕打ちを受けるとは!
 
 
ちくしょーちくしょー!
 
と言いながら夜のロサンゼルスをひた走った。
 
 
 
 
本来の乗換場所までなんとかたどり着く。ここからバスに乗れれば約8分でバスポイントに着く。
 
バスの時刻を調べるとあと10分後には来るとのこと。
 
よかった。あと少し待てば来るはずだ。
 
 
 
 
が、来ない。
 
 
 
 
 
全然来ない。
 
 
 
女性が一人、大丈夫かい?と声をかけてくれた。
 
 
「おねぇはん!僕は不安です!バス停合っているのかしら?!」
 
 
 
 
バス停は合っているとのこと。
 
 
23:50になったがグレイハウンドのバスポイントまで向かうバスは全く来る気配がない。
 
 
バイサイリア行きのバスは24:35発。
 
 
さすがに焦り始める。
 
 
 
24:00になった。
 
 
 
来ない。
 
 
完全にパニック。
 
 
歩けば30分くらいで着くけれども、そのためにはロサンゼルスの薄暗〜いホームレス通りみたいなところを通らなければいけない。
バイオハザードで絶対ゾンビが出てくるような通りだ。
 
 
そんな危険ことは絶対に避けたかった。
 
もうタクシーに乗ろうかどうか悩んでいるところに、ついにバスが来た。
 
まさかこんな深夜にバスに乗ろうとは。
 
本当にヒヤヒヤした。
 
バスポイントに着いたのは24:25頃。
 
 
バス出発の10分前だった。
 
 
後日、アメリカの公共交通機関では周りの人に話しかけてはいけないのだと知りました。
 
 
こうしてセコイヤ国立公園に向かうため、なんとかバイサイリアまで移動できたのでした。
 
 
ギリギリセーフ!
 
 
 
つづく。