【過去登山】2018.07.24 目指せ!ホイットニー山!(アメリカ)vol.8~ヒッチハイカー~
過去の登山を振り返る企画。
カメラマンりょうへいがソロで旅した記録「目指せ!ホイットニー山!(アメリカ)」を何回かに分けてお送りします。
※このブログでは、旅の途中で書いた日記を随時取り上げています。文章がめちゃくちゃなところや、誤っているところがあるかもしれませんが、そこはご愛嬌で♪(笑)
↓前回の記事↓
2018.07.24 ヒッチハイカー
ついに念願のホイットニー山への切符を手にしたので、ホテルに置かせてもらっていた荷物を手に取り、急いで山の麓のキャンプ場に向かう。
ローンパインという街から、麓のキャンプ場までは徒歩4時間30分。めちゃめちゃ長い。
でも気分は最高潮だ。
この旅1番の目標にチャレンジできるのだから!
にもかかわらず、ボクは1時間後、まだローンパインにいる。
経過はこうだ。
ホテルから荷物をピックアップし、麓のキャンプ場に向かって歩みを進めた。
↑ここがローンパインからホイットニー山への入り口だ
ホイットニー山へ向かう道もおもしろい。
幸い優しいおじさんの車が僕を乗せるために止まってくれたので、すぐにキャンプ場に到着した。
本当にありがたかった。
優しいおじさんに感謝してお別れし、キャンプ場でテントを建てる。
これで準備は万端だ。
翌日の荷物の準備をして、ゆっくりしよう。
一つ一つ荷物を確認をする。
レインウェアオッケー。
クッカー、食料オッケー。
…あ、あれ…?
なんと!!
く つ が な い !!!
ホヮイ!?
そうだ!
荷物をピックアップした時に、トレッキング用の靴をローンパインのホテルに忘れてしまったんだ!!
なんたる失態!
車に乗せてくれた優しいおじさまを裏切る最低最悪な行為、忘れ物してまた街に戻る!!
自分という存在を疑いました。
戻るのに徒歩4時間30分かかる道のり。
とにかくパニックになったので、ひたすら走りまくる。
もう夕方だし!
走りながら必死にヒッチハイクしてたら、メキシコ人家族の車が止まってくれた。
『oh!I am stupid!(おれはバカだー!)』
って言ってたらめっちゃ笑ってくれて、
一緒に写真も撮られた。
焦ってたけど、
『そうか、USAではstupidって言えばウケるんだな。』と心の中で思った。
メキシコ人ファミリーにお別れを告げて、ホテルに向かう。
出発から1時間、またローンパインに戻ってくるとは。
ホテルに着いて靴を探す。
あった…
すぐに靴をピックアップし、またキャンプ場に戻るために、とりあえず走る!
走りながら靴の入った袋を振り回てヒッチハイクする。
止まってくれぇ!!
しかし!
なんとこの前日あたりから、BADWATER LACE というデスバレーからホイットニー山を駆け抜けるレースが始まっていたらしく、無駄に走ったせいでそのレースのランナーと勘違いされていた!
だからあんまり車が止まってくれない!
なんとか止まってくれた車はキャンプ場の途中までしか行かない車だったりして、結局この日は2時間ちょっとで5台の車をヒッチハイクするというなんかに残りそうな記録を達成しました。
BADWATERLACEの選手と勘違いしたと教えてくれたのは、途中で乗せてくれたバーバラ夫婦。
必死に感謝の気持ちを伝えると共に、笑いで空気を和ませようと
『oh!I am stupid!!』
と伝えたが、全くウケなかった。
そんなこんなで、無事テントに戻り、眠りにつきました。
つづく