ゴルトラ登山隊

山に登る度に景色、人、花、動物、風…素晴らしいものに出会うことができます。そんな奇跡のような毎日を記録するために始めました。『ゴルトラ登山隊』としてグループ登山をメインに活動中。登山歴6年目(2021年時点)

【コラム6】低体温症の体温別症状まとめ

 


 


クーリスマースがことしーもやーってくる〜♪

 

あと少しでクリスマスですね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 

そんなハッピーな世の中に反して、前回のコラムで低体温症の話をしたので、今回は低体温症の症状を体温別にまとめていきたいと思います(暗っ!笑)

 

※前回のコラムはこちら

 

golden-trace.hatenadiary.jp

 

 

 

 

注意)今回の体温別の低体温症の症状は、(公社)日本山岳ガイド協会の「トムラウシ山遭難事故調査報告書」の中に記載されている内容を主に参照しています。

 

 

 目次

 

 

 

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体温別の症状

 

 

 

36℃

寒さを感じる。

寒気がする

 

 

35℃

手の細かい動きができない。

皮膚感覚が麻痺したようになる。

しだいに震え が始まってくる。

歩行が遅れがちになる。

 

 

35〜34℃

歩行は遅く、よろめくようになる。

筋力の低下を感じる。

震えが激しくなる。

口ごもるような会話になり、時に意味不明の言葉を発する。

無関心な表情をする。

眠そうにする。

軽度の錯乱状態になることがある。

判断力が鈍る。

*山ではここまで。これ以前に回復処置を取らなけば死に至ることあり。


34 ~ 32 °C

手が使えない。

転倒するようになる。

まっすぐに歩けない。

感情がなくなる。

しどろもどろな会話。

意識が薄れる。

歩けない。

心房細動を起こす。


32 ~ 30 °C

起立不能

思考ができない。

錯乱状態 になる。

震えが止まる。

筋肉が硬直する。

不整脈が現れる。

意識を失う。

 


30 ~ 28 °C

半昏睡状態。

瞳孔が大きくなる。

脈が弱い。

呼吸数が半減。

筋肉の硬直が著しくなる。


28 ~ 26 °C
昏睡状態。

心臓が停止することが多い。

 

 

 まとめ

 

以上、簡単に低体温症の症状についてまとめてみました。

 

体温を維持するためには、風にさらされないようにすること、濡れないようにすること、濡れたら着替えられるようにしておくこと、防寒着を着ること、エネルギーを補給することなどの対策を取るようにしましょう!

 

 

 

ってことで、今回はこの辺で。

 

バーイセンキュー!