【コラム6】低体温症の体温別症状まとめ
クーリスマースがことしーもやーってくる〜♪
あと少しでクリスマスですね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
そんなハッピーな世の中に反して、前回のコラムで低体温症の話をしたので、今回は低体温症の症状を体温別にまとめていきたいと思います(暗っ!笑)
※前回のコラムはこちら
注意)今回の体温別の低体温症の症状は、(公社)日本山岳ガイド協会の「トムラウシ山遭難事故調査報告書」の中に記載されている内容を主に参照しています。
目次
体温別の症状
36℃
寒さを感じる。
寒気がする
35℃
手の細かい動きができない。
皮膚感覚が麻痺したようになる。
しだいに震え が始まってくる。
歩行が遅れがちになる。
35〜34℃
歩行は遅く、よろめくようになる。
筋力の低下を感じる。
震えが激しくなる。
口ごもるような会話になり、時に意味不明の言葉を発する。
無関心な表情をする。
眠そうにする。
軽度の錯乱状態になることがある。
判断力が鈍る。
*山ではここまで。これ以前に回復処置を取らなけば死に至ることあり。
34 ~ 32 °C
手が使えない。
転倒するようになる。
まっすぐに歩けない。
感情がなくなる。
しどろもどろな会話。
意識が薄れる。
歩けない。
心房細動を起こす。
32 ~ 30 °C
起立不能。
思考ができない。
錯乱状態 になる。
震えが止まる。
筋肉が硬直する。
不整脈が現れる。
意識を失う。
30 ~ 28 °C
半昏睡状態。
瞳孔が大きくなる。
脈が弱い。
呼吸数が半減。
筋肉の硬直が著しくなる。
28 ~ 26 °C
昏睡状態。
心臓が停止することが多い。
まとめ
以上、簡単に低体温症の症状についてまとめてみました。
体温を維持するためには、風にさらされないようにすること、濡れないようにすること、濡れたら着替えられるようにしておくこと、防寒着を着ること、エネルギーを補給することなどの対策を取るようにしましょう!
ってことで、今回はこの辺で。
バーイセンキュー!