ゴルトラ登山隊

山に登る度に景色、人、花、動物、風…素晴らしいものに出会うことができます。そんな奇跡のような毎日を記録するために始めました。『ゴルトラ登山隊』としてグループ登山をメインに活動中。登山歴6年目(2021年時点)

【過去登山】2018.07.21 目指せ!ホイットニー山!(アメリカ)vol.4~いざ、セコイヤ国立公園へ~

過去の登山を振り返る企画。
カメラマンりょうへいがソロで旅した記録「目指せ!ホイットニー山!(アメリカ)」を何回かに分けてお送りします。

※このブログでは、旅の途中で書いた日記を随時取り上げています。文章がめちゃくちゃなところや、誤っているところがあるかもしれませんが、そこはご愛嬌で♪(笑)

 

 

 

↓前回の記事↓

golden-trace.hatenadiary.jp

 

 

2018年7月21日 いざ、セコイヤ国立公園へ

 

ロサンゼルスからの夜行バスチケットをなんとか手に入れ、なんとか乗ることができて、なんとかバイサイリアに到着することができた。
 
【旅の日記】
f:id:ryoheis490:20200812132346j:image
7月21日 5:10(米国時間)
昨日バスに乗れなかったので、夜の便にのって、バイセイリアという街まできました。早く着きすぎてやることないけど気候が気持ちいい。
 
 
 
夜行バスだったから、早朝に着いてやることもないし、眠いから駅前のベンチで仮眠。
 
 
まさかアメリカで野宿をする羽目になるとは。
 
 
 
バイサイリアからは、セコイヤ国立公園に向かうバスが出ている。
今日はこのバスに乗って国立公園でキャンプすることが目的なのだ。
 
 
 
一番早い時間のバスに乗る予定だったけど、なぜか来なかった。
この国のバス事情はどうなっとるんじゃ!w
 
 
【旅の日記】
f:id:ryoheis490:20200812132839j:image
7月21日 5:56(たぶん6:56の誤り)
なんと6:16のバスが来なかった。どうやらバスはなかったらしい。場所を間違えたかと思ったけど、おばさんに聞いたら合ってるみたいだった。今日は無事宿とれるとよいのだが。おなかすいた。水がほしい。セコイヤで水売ってなかったらどうしよ。日本はもう夜になったころだろう。今は日々明日を無事に向かえられることに感謝するしかないっす。初日無事迎えられてよかった。今日は節約したい!
 
 
次の時間のバスが来て、セコイヤ国立公園に向かうシャトルバスにも乗ることができた。
いよいよ始まるぞ!とワクワクした。
 
 
シャトルバスで隣になったおばさまに、
 
 
『電車やバスの中では乗客に話しかけたらダメよ。彼らはあなたを騙したり、時にはトラブルになることもあるのよ』
と言われた。
 
ちょっと恥ずかしくて、昨日ぼく騙されましたよとは言えなかったw
 
 
 
途中で、山の中腹にあるビジターセンターに、バスがトイレ休憩のために立ち寄るんだけど、そんな事情を知らないボクは、到着したもんだと思い込み、70リットルのバックパックをご丁寧に背負いながらバスを降りる。
 
 
しかも、同乗してた他のお客さんが車内にストックを忘れたものだと思い込み、トイレ休憩してるその人に『here you are!(どうぞ!)』とドヤ顔で渡したり、ビジターセンターで道のりを聞いたら、ここから歩きでは1日かかる的なことを言われ、途方に暮れる。っていうハプニング(?)があった。
 
 
 
そんなこんなで、無事(本当に無事なのが奇跡w)セコイヤ国立公園の玄関口に到着することができた。
 
ここではでっっっかい木が見られる。
中には樹齢3200年ほどになる木もあるのだとか。
マジででかい。
 
 
 

f:id:ryoheis490:20200810202453j:plain

木がでかすぎて全容が映らないw

 

 
 
繰り返すが、僕はセコイヤ国立公園での目的があった。
それはキャンプ場でテント泊をすること。
 
でないと、今日の寝床がない。
さすがに3日間横になって寝ていないので、今日は横になりたい。
 
ネット情報にも書いてあったし、前日訪れたアウトドアショップの店員さんにもテント張れるか聞いたら、大丈夫だと思うよ。
とのことだったからとりあえずビジターセンターに行ってみた。
 

f:id:ryoheis490:20200810202309j:plain

ビジターセンター
 
 
ガイドのお兄ちゃんがいたので、キャンプをしたいことを伝える。
 
 
わたくし『i want to camp with my tent, can I camp?』
 
ガイドのお兄ちゃん『フォー』
 
わたくし『four?OKOK』
(心の中:あぁ、エリア4とかそういうところでならテント張れるのか。よかったぁ)
 
 
 
ガイドのお兄ちゃん『FULL!』
 
 
なんと!!
発音が良すぎてフルがフォーに聞こえた!!
 
なんてことだ!
 
今日の寝床がない!!
(リアルにこんな英語力しかないw)
 
けれども、ネット情報でキャンセル待ちがいけると書いてあったはず。
 
そこでキャンセル待ちができるか聞くが、めっちゃ渋い顔をされる。
 
 
キャンセル出ないのか。
 
 
 
ああ、終わった。
 
こうやっておれの旅はいつも微妙な感じで終わっていくのだ。
 
 
 
 
 
ここでマダムマリアを思い出した。
マダムマリアならここで粘りに粘るに違いない!と思った。
 
わたくしはここで粘りに粘った。
 
すると、wilderness エリアならいけるよ。とのことだった。
 
 
アメリカは国立公園を保護する目的にトレッキングルートに入れる1日の人数を制限していて、wilderness permit を取得しなければならない。
 
なんとその許可が取れるというのです。
 
 
しかも残りひと枠!
 
 
わたくし『OKOKOKOKーー!』
ガイドがテント場まで6.7マイルあるけど大丈夫か聞いてきたけど、どうやら3時間ほどでいけるらしい。
 
余裕やないか!
 
 
 
こうして僕のセコイヤ国立公園での、そして、アメリカで初めてのトレッキングが始まりました。
 
取得したパーミットは、twin lakes という、山の上の方にある池まで行けるもの。
 
 

f:id:ryoheis490:20200810202631j:plain

ツインレイクスの標識
 
結局睡眠不足と空腹ですっごいヘトヘトになり、3時間と言われていたルートで5時間くらいかかっちゃいました。全然余裕ではなかった。
 
 
途中空腹を満たすために、アウトドアショップで買ったMexican QUINOA BOWL ってやつを食べた。
 

f:id:ryoheis490:20200810202825j:plain

 
 
 
パクリ。
 
マズい!!
 
空腹なのに、疲れ切ってるのに、山の上の方なのに、マズいってすごいですよ。
 
 
マズすぎるので噛まずに飲み込もうとするけどそれすらもできない。
 
本当にマズいので、今度誰かと山登った時にその人に振る舞いたいと思ったけど捨てましたw
 
 
 

f:id:ryoheis490:20200810202727j:plain

ツインレイクス前でテント泊
 
 
【旅の日記】
f:id:ryoheis490:20200812133116j:image

7月21日 18:25(米国時間)

今日はセコイヤ国立公園に泊まれた。本当によかった。これで泊まれなかったら明日が大変だった。はじめはもう空きはないと言われたけど、粘ってたらワイルダーネスのハイキングコースを教えてくれて、ツインレイクスの残り一枠を売ってくれた。よかった。これもマリアの粘りを間近で見ていたからこそだと思った。ハイキングと甘く見ていたけど、けっこうしんどかった。何より眠かった。もう3日間横になってねてない。今日は横になれるから幸せ。セコイヤで何かおみやげ買ってこうかな。

 

 

つづく。